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工場のIoT

【製造業】スマートファクトリーとは?効果や事例をご紹介!

近年、製造業ではIoTやAIを活用した効率的な生産や持続可能な経営戦略が求められています。その中でよく耳にするキーワードが「スマートファクトリー(スマート工場)」 です。
今回は、スマートファクトリーの効果や事例をご紹介します。
 
生産稼働状況の見える化システム「ナスカネオリンカ」の製品イメージ画像
生産稼働状況の見える化システム「ナスカネオリンカ」の製品イメージ画像
 

スマートファクトリーとは?

スマートファクトリーとは、IoT/DXを通じて機械や設備をネットワークでつなぎ、AIやビッグデータの分析を使って製造プロセスをリアルタイムに最適化し、効率的な製造を行う工場のことを指します。
近年の技術革新により急速に進展しており、スマートファクトリーを進めることで、生産性の向上・コスト削減・柔軟な市場対応などが期待できます。
 
 
■ IoT(Internet of Things/モノのインターネット)とは?
インターネットに接続されたさまざまなモノやデバイスが相互に通信し、データを交換する仕組み。

■ DXとは?
企業や組織がデータとデジタル技術を活用して、業務プロセスやビジネスモデルを変革し、競争力を高めること。

■ AI(人工知能)とは?
コンピューターやソフトウェアが人間の知能を模倣し、学習、推論、問題解決などの能力を持つ技術。

■ ビッグデータとは?
非常に大規模で複雑なデータのこと。従来のデータ処理ツールでは処理しきれないほどの量、速度、種類を持つデータ群。
 
工場でロボットが作業する様子

スマートファクトリーの事例

1 | 生産設備のIoT化

センサーなどのIoTデバイスを使って生産設備からデータを収集し、稼働状況をリアルタイムに監視。
異常停止の早期発見、段取り・工程の最適化によりダウンタイムを削減し、生産性が向上。

 

2 | DX化による柔軟な生産体制

ロボット導入による生産ラインの自動化や効率化といった、工場のDXを進めることで柔軟な生産体制を実現でき、急速な市場変化や顧客ニーズに対応。
また、データを活用した経営判断や顧客満足度の向上にも貢献。

 

3 | AIによる予知保全

IoTで生産設備からデータを収集しAIを用いてデータを解析、設備故障の予兆を早期に検知することで、突発的な生産停止を防止。
メンテナンスコストの削減、安定稼働を実現。

 

4 | 生産プロセスのシミュレーション

設備の実績データから生産プロセスを仮想的にシミュレーション。プロセスの最適化を図り、計画の見直しを行うことで、効率的な生産体制を構築。

 

製造業におけるスマートファクトリーの効果

1 | 生産性の向上

リアルタイムデータを活用し、製造プロセスを最適化することで生産性が向上します。
また、データに基づいた迅速な意思決定も可能となります。

 

2 | 人材不足の解消

ロボットを導入するなど、業務を自動化することで少ない人数で生産能力を維持・向上できるため、人手足解消に繋がります。
自動化までいかなくとも業務効率化を進めることで、工数を大幅にカットし人材を適切に配置できます。

 

3 | コスト削減

無駄なプロセスを排除し作業時間を短縮することで、エネルギーコストや人件費を削減できます。
さらに、データ分析により需要予測の精度が向上し、過剰在庫や在庫不足を防ぐことができます。在庫コストの削減も期待できます。

 

4 | 品質向上

不良品検出やデータを活用した予知保全により、製品の品質を向上できます。
また製造プロセスがデジタル化し標準化されることで、全製品が同じ基準で生産されます。これにより、製品のばらつきもなくなります。

 

5 | 柔軟な生産体制

データ分析から需要を把握し、需要変動に応じて生産ラインを調整できます。カスタマイズ製品の生産も容易となり、事業の幅が広がります。

 

6 | 安全性の向上

自動化により作業者が危険な業務をする必要がなくなり、労働災害のリスクを低減できます。また、人的ミスも防ぐことができます。
さらに、WEBカメラなどのIoTデバイスを利用し工場内をリアルタイムに監視することで、安全状況を常に確認できます。
 

Nazca Neo Linkaでスマートファクトリーを実現!

ゴードーが開発・提供する Nazca Neo Linkaは、工作機械や制御装置(PLC)などの生産設備はもちろん、ヒト・モノなど工場内のさまざまな稼働データを自動収集し、複合的に管理することができる製造業向けIoTシステムです。
DXに必要な情報収集から、他の製造管理システムとのシームレスな連携を実現します。

Nazca Neo Linkaで工場内のさまざまなデータを一元管理できる
 

Nazca Neo Linkaでできること

1 | メーカーや年式問わず、工場内のさまざまな設備の稼働情報を自動取得

▶▷▶ 工場全体の稼働状態を一括で把握できる

 

2 | パソコンやスマホで、いつでもどこからでも工場の稼働状態を確認

▶▷▶ 万が一の際も早期発見・迅速に対応できる

 

3 | 設備データと製造にかかわる情報を紐づけて複合的に管理

▶▷▶ 正確な実績集計と高精度な原価管理を実現できる

 

4 | 設備だけでなく作業者の情報も取得

▶▷▶ 日報作成の手間を削減し正確な実績管理を実現できる

 

5 | カメラによる遠隔稼働監視・アラーム録画再生に対応

▶▷▶ 遠隔地でも的確に状況判断し迅速に対応できる

 

6 | 工作機械を止めずに遠隔で機械のパラメータを変更できる

▶▷▶ 製造ラインの停止時間と手間を削減できる

 

7 | NCプログラム入出力用ソフト「NAZCA5 DNC」と連携

▶▷▶ Nazca Neo Linkaの画面上からNCプログラムの入出力操作・管理ができる
 

スマートファクトリーの第一歩に、IoTからはじめませんか?

製造業のデジタル化は、世界の競争で勝ち残っていくために必要不可欠であり、IoTはその第一歩です。
稼働状況が可視化された現場からは、新たなアイデアや自社改善が生まれるだけでなく、新たなビジネスに繋がります。

ゴードーソリューションは、より多くの製造現場のデジタル化を後押しするべく、低価格でミニマムなIoTをご提供しております。
長年にわたり、CAD/CAMやNCプログラム通信など工作機械用ソフトの開発・販売で培ってきた豊富な知識と経験により、ITの知識に自信がない方でも安心してIoTをスタートできる体制を整えています。

・・・★ 安心ポイント ★・・・

 
  • 利用開始までの導入作業はすべてゴードーが実施。
  • メーカーとの詳細な仕様確認や調整もゴードーにお任せ。
  • 保守サポート付きで、導入後も安心して使い続けられる。

ご興味ございましたら、お気軽にご相談ください。最後までお読みいただきありがとうございました!

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