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工場のIoT・DX

【製造業向け】日報をデジタル化する方法をご紹介!労力・時間・コストを大幅削減

近年、労働人口の減少(少子高齢化)による人手不足が深刻な状況となっており、製造業も例外ではありません。
そのため、少ない労働力で生産性を維持・向上していくために、定常的な業務の効率化に取り組む工場が増えています。

今回はその中で、紙で管理してきた日報などの現場情報を、IoTを使ってデジタル化(ペーパーレス化)し、労力・時間・コストを削減する方法をご紹介します。
 


IoTを使った現場情報のデジタル化

■ はじめに「IoT」とは?

 

IoT(Internet of Things)とは、家電や自動車などをはじめ、身の回りの様々な「モノ」をインターネットとつなぐ技術を指します。
つないだ「モノ」からのデータ収集や遠隔操作が可能になり、日常生活や仕事がより便利になります。
 

■ IoTを活用した現場情報の管理方法

 

製造業向けIoTシステム「Nazca Neo Linka」を使って現場情報を自動収集し、ペーパーレスに一元管理する方法をご紹介します。

 

 

 

 

STEP. 1
生産設備・ヒト・モノのデータを収集
 

工作機械や制御装置(PLC)からLANや光センサー・電流センサーを使って、設備の稼働データを収集します。
RFIDやバーコード・ビーコンなどのセンシング機器を使えば、作業者や材料・製品などのデータ収集も可能になります。


データの取得のイメージ


 

STEP. 2
収集したデータをリアルタイムに分かりやすく情報化
 

設備やセンシング機器から収集した稼働データをNazca Neo Linkaの画面上にリアルタイムで表示します。
 

  • 設備の稼働状態をリアルタイム表示
  • データを蓄積し、任意の期間における稼働率・累積稼働時間・アラーム回数などを自動算出
  • 収集したデータ項目を軸にして様々な集計・グラフ表示が可能

取得データを情報化するイメージ

※集計項目例:設備・設備のステータス(稼働中・停止・段取り中など)・作業者・プロジェクト番号(O番号)・材料番号・アラーム番号など・・・


取得データの表示イメージ


 

STEP. 3
データ活用・別システムへのデータ連携
 

収集したデータを外部出力したり、別システムへ連携させたりすることで活用方法が広がります。

  • CSV出力(Excelを使って日報化・データの二次活用が可能)
  • Excel形式の帳票フォーマットにデータ連携(日報や現品票などの帳票作成作業を自動化)
  • 生産管理など他のシステムやkintoneなどのクラウドサービスへデータを連携

取得データを活用するイメージ

 

 

IoTで日報をデジタル化・ペーパーレス化するメリット
1. 紙や印刷にかかる消耗品コストを削減できる・環境負荷低減・働き手のやりがいや企業イメージ向上につながる
ペーパーレス化を進めることで、紙や印刷代といった消耗品コストを永続的に削減できるのはもちろんのこと、環境負荷を低減し、SDGsで掲げられている持続可能な社会作りに貢献します。
また、情報共有を紙に依存せずデジタル化することで、リモートワークといった柔軟な働き方にも対応できるようになり、働き手のやりがいや企業イメージ向上につながります。
メリット1のイメージ
 
 
2. 紛失する心配がなくなる・保管場所の確保や管理が不要になる
紙を使わなくなることで紛失する心配がなくなります。
また、保管場所を確保したり、ファイリングや定期的に廃棄したりする管理の手間も不要になります。
メリット2のイメージ
 
 
3. 日報作成の手間や転記・集計作業がなくなり、労力・時間・コストを削減できる
IoTを使えば、設備やセンシング機器から稼働データを自動的に収集できるようになるため、手書きで日報に記入する手間や工場内の日報を集めて集計する作業が不要になり、労力・時間・コストをまとめて削減できます。
メリット3のイメージ
 
 
4. 正確な情報をリアルタイムに確認できる・迅速に対策がとれる
手書きの日報ではどうしても記入忘れや担当者によってムラが発生しやすくなりますが、設備やセンシング機器から収集したデータを利用することで、実績に基づく正確な時刻管理を可能にします。
さらに、終業時にはその日の実績がすべてまとまっているので、残業が必要か、業務引継ぎが必要かなどの判断が可能です。
メリット4のイメージ
 
 
5. データを活用して様々な業務の改善・効率化につなげられる
現場情報をデジタル化することにより、データを活用しやすくなります。
例えばExcel形式のフォーマットにデータを取り込むことで、日報や現品票などの帳票類の自動作成が可能になります。
さらに生産管理など他のシステムや業務系サービスにデータを連携することで、従来手作業で行っていた情報入力作業を効率化でき、より正確で総合的な工場管理が可能になります。

 

【参考】
★日報作成を自動化する「Excelファイル連携」について、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

 

★サイボウズのクラウドサービス「kintone」へのデータ連携について、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
※新明和ソフトテクノロジ(株)のWEBサイトを開きます

 

最後に

これまで日報などの紙ベースで管理してきた現場情報をIoTでデジタル化することにより、労力・時間・コストを大幅に削減することが可能になります。

従来の運用を変えることへの不安や、新しいことを覚えなくてはいけないといったマイナスな気持ちになる方もいらっしゃるかと思いますが、 弊社の営業担当が業務内容を丁寧にヒアリングして、お客様にあった最適な方法を一緒に検討してまいります。
また、立ち上げから運用開始後も伴走支援させていただきます。

工場のIoTに興味をお持ちの方はぜひ弊社までご相談ください。ご質問などもお気軽にお寄せください。
 

 

 

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導入事例イメージ

 

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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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