お役立ち情報ブログ

製品活用をはじめ、ものづくりに関する様々なお役立ち情報を発信してまいります。

加工現場のデータ管理

紙図面からの脱却!ペーパーレス化がもたらすメリットをご紹介

近年、デジタル化の進展とともにあらゆる業界でペーパーレス化が進んでいますが、設計業界や製造業界では依然として紙図面を使用しているケースも見受けられます。
今回は、紙図面をデータ化しペーパーレス化するメリットをご紹介します。

 
加工現場向けデータ管理ソフト「NAZCA5EDMLite」の製品イメージ。クリックすると製品ページへ移動します。
加工現場向けデータ管理ソフト「NAZCA5EDMLite」の製品イメージ。クリックすると製品ページへ移動します。
 

紙図面を扱う上でのリスクとは?

01:持ち出しによるデータの紛失
 
紙図面を持ち運んで作業する必要があるため、紛失や盗難のリスクが伴います。
また、長期間保存された図面は保存場所や方法によって、湿気・日光・摩擦・破れなどにより劣化する可能性があります。
 
02:検索や参照の効率性の低下
 
紙図面は、客先ごとや受注した月ごとにファイルや棚に保管されていることが一般的です。
直近に対応した案件の図面であれば探し出すのは容易かもしれませんが、 保管している図面の量が多かったり最後に使用してから時間が経っていたりすると、必要な図面を探し出すのに時間がかかります。大量の紙図面の中から特定の図面を見つけることは、作業効率を低下させる原因になります。
また、紙図面では異なるバージョンが混在しやすく、どの図面が最新のものであるかを確認することが難しくなります。
これにより、誤った図面を使って作業を進めてしまうリスクが発生します。
 
03:保管スペースの確保とコストの増大
 
紙図面を長期間安全に保管するためには、保管スペースが必要です。
特に大量の紙図面を保管する場合、そのためのスペースや棚、保管する備品が必要となりコストがかさみます。また、新しい図面を作成するたびに印刷代や印刷の手間といったコストが繰り返し発生します。特に、設計変更が多いケースは印刷代が膨らみます。
1図面あたりにかかる印刷費用は微々たるものかもしれませんが、年間に換算すると相当なコストになります。
 
04:環境への影響
 
紙図面を作成するためには大量の紙を使用します。大量の紙を消費することは、環境負荷を増加させる要因となり得ます。
 
このようなリスクを回避するために、図面をデータ化して適切に管理することは企業において非常に重要です。
 

紙図面をデータ化するメリットとは?

1 パソコン上で図面を管理することで、紛失リスクを減少
 
パソコン上で図面を確認できるため、紙図面の持ち出しによる紛失の心配がなくなります。
また、複数の担当者が自身のパソコンからデータへアクセスできるため、データの共有も簡単です。
 
2 効率的な図面検索とアクセス
 
図面の検索ができるため、必要なデータを見つけやすくなります。
類似案件やリピート案件の際にも、過去の図面をすぐに検索し呼び出せるため、作業効率の向上が見込めます。
 
3 スペースの節約
 
物理的な保管場所が不要になるため、オフィス内の限られた空間を図面保管のために使い続ける必要がなく、作業スペースに有効活用できます。
これは、働きやすい職場環境づくりにも繋がります。
 
4 環境への配慮
 
紙の使用量を削減することは、環境保護への貢献に直結します。
特に環境への配慮が社会全体で求められている現代においては、こうした取り組みが企業のCSR(企業の社会的責任)の一環としても評価されます。
 
5 セキュリティの強化
 
クラウドの活用やパスワードによるアクセス制限を導入することで、図面データのセキュリティが大きく向上します。これにより、不正アクセスなどのリスクも抑えることができます。
また、万が一端末の故障やトラブルが発生した場合でも、クラウドやサーバー上にバックアップを取っておけば、図面データを迅速に復元することが可能です。
 

紙図面をデータ化する方法とは?

大きく「エクスプローラーでの管理」「データ管理ソフトでの管理」の2つの選択肢があります。それぞれの特長を比較していきます。
 
■ エクスプローラーでの管理
 
基本的なPCスキルを持つ方であれば、直感的に操作できるため、手軽にファイル管理を始めることができます。 初期投資を抑え、コストをかけることなく図面のデータ化が可能です。
図面へのアクセスの容易さや、エクスプローラー内の検索機能を活用することで、紙図面での管理に伴うリスクを軽減できます。
しかし、担当者ごとに図面への細かなアクセス権限(閲覧のみ・編集可など)が設定できないことによる同時修正・データの削除や、社内で保存ルールが統一されていないことにより版管理が煩雑になる可能性があるため、注意が必要です。
 
■ データ管理ソフトでの管理
 
初期設定や操作の習得には一定の時間と労力が必要となり、ハードルが高く感じてしまうかもしれません。しかし、一度習得してしまえば、図面の検索機能や版管理機能・セキュリティ対策など、データ管理に必要な機能が一通り揃っているため、紙図面での管理におけるリスクをまとめて解消できます。
導入コストはかかりますが、長期的に考えれば煩雑なデータ管理によるあらゆるコストを削減でき、効率的な運用が可能となるため、十分に投資に見合う価値があると言えます。
 

加工現場でも安心して使える!加工現場向けデータ管理ソフトを活用しませんか?

弊社が開発・販売する「NAZCA5 EDM Lite」は加工現場向けに開発されたナスカのデータ管理ソフトです。
加工現場でも安心して導入いただけるよう、必要な機能を厳選して搭載することで、データ管理ソフトのハードルでもある導入コストを抑えることができます。

 

≪ NAZCA5 EDM Liteのポイント ≫

 
1)CADデータやNCプログラム、加工指示書やPDFといった加工に必要なあらゆるデータをシステム上で一元管理
2)図面への「取引先」や「図番」などのキーワード登録やAND/OR検索で、目的のデータを素早く検索
3)リンク設定機能で、1つの製品を作るのに必要な関連データ(CADデータ・NCプログラム・加工指示書など)を紐付けて管理
4)常に最新のデータのみを表示し、版管理機能で過去のデータへのアクセスも容易
5)担当者ごとにデータの「削除」や「更新」「参照」といった権限を細かく付与でき、意図しないデータの修正や削除を防ぐ
6)加工現場での運用を想定したシンプルな機能を搭載し、導入コストや操作習得に対する不安を解消

紙図面のペーパーレス化をはじめませんか?

紙図面をデータ化することは、リスクの軽減・作業効率の向上を叶えるだけでなく、環境にとっても良い影響を与えます。
今回ご紹介した「NAZCA5 EDM Lite」にご興味がございましたら、お気軽にゴードーソリューションまでお問い合わせください!

≪ 関連製品はこちら ≫

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

お役立ち情報ブログへ戻る