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CAD/CAMの基礎

【初心者向け】CADとは何かを分かりやすく解説

はじめまして。
ゴードーソリューションで製品サポートなどの業務を担当しています washi です。

さて、新しい生活をスタートされた方、少しずつ慣れてきた頃でしょうか。
弊社にも可愛い新人が入社してきました。

そこで、改めて「CADとは」ということを考えてみようと思います。
CADを勉強したい、始めてみたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
 

CADとは何か?

CADと書いてキャドと読みます。
ネット検索してみると、Computer Aided Designの略だとか、コンピュータ支援設計だとか、そういう単語が並びますが、今回はもう少しかみ砕いてみたいと思います。
 

ものづくりに欠かせない設計図

飛行機を作るとき、家を建てるとき、家具を作るとき、ものづくりには設計図(図面)が欠かせません。

例えばテーブルを作るなら、その高さ・幅・奥行き、厚みや、角の丸みをどのくらいとるか
そんな情報を図面に落とし込むことからものづくりは始まります。

では、図面はどのように描くか。
スタジオジブリの「紅の豚」や「風立ちぬ」で、登場人物たちが飛行機の図面を描くシーンを見たことはありますか?

パソコンが普及するまでは、あんな風に大きな紙を広げ手作業で図面を描いていたようです。
(私は実物を見たことはありません…。)

今ではパソコンで図面を描くことが主流です。
そして、その図面を描く(製図する)ソフトを「CAD」とよびます。

 

何のためのCAD?

製図するソフトをCADだと言いましたが、この時点ではまだ大変大雑把な状態で、「物を2枚の刃物で挟んで切断するものがハサミです」と言っているようなもの。

庭木の剪定ばさみと、美容院のカット用ハサミがまるで別モノのように、CADも、何を設計するのか、分野や目的によってだいぶ違います。

分野や目的で、求められる機能が違うのですね。

簡単に紹介すると、

・機械用CAD(製造業向けCAD)
・建築用CAD
・土木用CAD


などがあります。

CADの画面イメージ
 

機械用CADは、飛行機や自動車、ロボット等を作る工程の中で活躍する、機械・機械部品の製図に特化したCADです。
工業製品の規格や図記号などが専用に用意されていたりします。

建築用CADは、家やビルなど建物や構造物の製図に特化したCADです。
壁やドアなど部品や、配管・配線などの設計がスムーズにできるよう専用機能が用意されていたりします。

土木用CADは、道路、橋、トンネルなどインフラ関係の製図に特化したCADです。
建築CADに共通点も多いですが、測量機能などが専用に用意されていたりします。


また、ある程度共通で使用できるように機能が用意されている、汎用CADというのもありますね。
何かに特化しているというよりは、製図のための標準的な機能が網羅されていて、どの分野でも広く(浅く)使えるようになっています。

ほかにもさまざまな分野でCADが存在しますが、自分の知識と原稿の長さに限りがあるので割愛しますね。

もし、CADを勉強するにあたってこの記事を見てくださっている方がいらっしゃるなら、
CADにもさまざまな種類があること、自分に必要なCADを確認する、または検討する必要があることを知っていただけたら幸いです。

さて、もう少し実用のお話まで掘り下げて行きたかったのですが、少し長くなりましたのでまた次回に。
 

《ご紹介した製品はこちら!》

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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