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第3回 「アジアの中での日本のものづくりを考える」

3次元データフォーマットのデファクトスタンダード争いが続きそうです
A : 3D単独図はある意味で3次元データ流通のフォーマットを決めてしまうものだと思いますが、そうなるとCATIAやNXやSolidWorksは語られなくなるのでしょうか?今までとは違う所が出てくると思いますが、どのように変わるのでしょうか?
I : 今はIGESやSTEPなどの中間フォーマットで3D単独図をやり取りできるかと言ったら無理です。現実問題、有力なのはシーメンス社のJTフォーマットがデファクトスタンダードになりそうだと思っています。でも一企業が作ったものをデファクトスタンダードにしてしまっていいのかという意見もあります。かといってSTEPでそういった規格をやっているかと言えばやっていないと思います。ですからDXFのフォーマットのように一企業が作ったものがしばらくはデファクトスタンダードになるのかなと考えています。
A : どこかの企業が率先してやらないと規格が広まっていかない現状があるかもしれませんね。金型メーカーにとってはどのフォーマットであれ、統一されることはいいことだと思いますがいかがでしょうか?
I : 私たちからすれば、どのフォーマットでもいいので統一して欲しいです。
A : きっと統一にあたり、利害対立も大きいでしょうけど、それに時間を使って欲しくないですね。
I : かといってお客さんと同じCAD/CAMを導入することはできませんし、いろいろなフォーマットに対応する方が大変です。しばらくはデファクトスタンダード争いが続くのだと思います。予断を許さない状況です。
海外で中間フォーマット問題はしばらく起こらないと思います
A : 規格を作ることによっていろいろなソフトを持たなくていいので、コストダウンにつながるのでしょうね。
世界に目を向けてみると、3D単独図の流通がメジャーになれば世界のものづくり分業が進むのでしょうか?
I : 日本にいるとそのように思うと思いますが、中国では海賊版ソフトを数百円で手に入れたりできるので、しばらくはデータ変換の問題は起こらないと思います。日本は海賊版を使わずにまじめにやっているので、ハンデになっています。アジア諸国では中間フォーマットの問題はしばらく出てこないと思います。
A : それが現実なのですね。あまりに差がありすぎて不公平だと思います。日本のメーカーはその辺きちんとするべきです。
I : ISO9000認証取得の時に海賊版を使うと認証されないなど、厳しくしないとなくならないと思います。
積極的に海外を見に行ってください
A : 海賊版が定着してしまっているのですね。日本の製造業がアジアの中で勝ち残っていくためには何を考えていけばいいと考えていますか?
I : 中小企業の経営者の方々も積極的に海外を見に行かれた方がいいです。人に聞くより自分の目でたくさん見て、自分の目で状況判断をすることが大事です。本当に技術があって生き残るべき企業の社長さんでも海外へ行かれたことのない方が多いのが現状です。貴社でそういったツアーを企画してもらえると、いいきっかけになると思います。設備投資の必要性はありますが、私は海外に出て伸びる会社はまだまだあると思っています。まず知ることが大事です。例えば、ひとえに中国と言っても華北・華中・華南・内陸によって違いますし、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアなどの国によっても違います。一般論だけでは駄目です。実際に見てここなら行けると思える場所があるかもしれません。円高のメリットを活かすべきです。
A : 自分で見て、方向性を決めないといけないということですね。岩壁さんはどのくらいの頻度で海外に行かれているのですか?
I : 月に1回行きます。チャンスがあればアジア諸国のものづくり企業に行ったり、ユーロモールドなどへ視察に行ったりしています。20ヶ国以上は行ったことがあります。自分の目で見て、肌身で感じています。

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